写メ日記 | 信じる者は救われる(本人だけ)

信じる者は救われる(本人だけ)

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こんにちは、まいです
本日も晴天なり、空気は冷たいけど日差しは熱線みたいで、高原の気候のようです

先日、ポール・ヴァーホーベン監督の新作『ベネデッタ』を観ました
『ベネディクト』、は修道士で卵料理の名前、『ビエネッタ』、はアイス、『ベヨネッタ』、はゲーム!と同じお店の女性と畳み掛けるようなボケツッコミをしてしまいました

で、映画の内容なんですが、女性に厳しい悪魔監督の作風まんまです

クズしか出てこない『ショーガール』ほどではないのですが、皆さん腹に一物抱えていて罪無き子羊なんぞ存在しない女子修道院の中の物語です

百合あり権力闘争あり奇跡のようなものあり、血と裸体がゴロゴロ出てくると思ったらレイティングがR18+でしたよ!

先日スピノザについて知人と議論したので思い出したのですが、自然に反する罪(同性愛)も拷問に屈して裏切るのも神の御心による予定調和なら、そうなることこそ人間の宿命であり使命なのだから、よく宗教が脅す死後の罰など考えるだけ無駄なのではと(スピノザも没年がベネデッタの10年後のほぼ同時代人)
ましてや奇跡のような現象を奇跡たらしめるように操作するのは神の御心に沿うことではないだろうか、と自然に実行してしまうベネデッタさんは演技性パーソナリティ障害の疑いあり、ですね

これでサバトとか魔女狩りとか出てきたら、よくあるエログロ娯楽作品なんですが、史実に基づいているので着地点は決まっているのです
ラストシーンは「野生の修道女が出た!」

大人の映画とはこういうものだ!というR18+、今のうちご鑑賞ください

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